楽天FXでスワップポイント投資を始めるためには?楽天FXの特徴を解説

スワップポイント 比較

|2019.04.09

楽天証券は有名なFX会社の1つです。スワップポイント取引をするなら、FX会社選びにはこだわりたいですよね。

FX会社によってサービス内容はもちろん、スワップポイントやスプレッドなど利益に直結する条件も異なります。

「楽天fxのスワップポイントって高いの?低いの?」という実際の運用の際に参考になる情報も載せています。

楽天fxでスワップポイント取引をしようかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

楽天FXの魅力・特徴

まず、楽天FXの魅力や特徴を詳しくご紹介します。

【総評】

楽天FXは「安全性」「スプレッド」「情報量」「スワップ」「ツール」「通貨ペア」の6項目においては優れており、特にスプレッドに関してはドル/円0.3銭は業界最狭水準と言えます。

一方で、「約定力」「サポート」の2項目については業界他者と比較して低く、ネガティブな評判がある点が気になります。

楽天ならではの楽天ポイントがたまる

楽天FXで取引をするだけで、楽天スーパーポイントがどんどん貯まるのがなんといっても、楽天の魅力です。

楽天FXには、「ハッピープログラム」という優遇プログラムがあり、 エントリーするだけで取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まり、楽天スーパーポイントを振込手数料に利用できるようになります。

またATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料にまるという特典もあります。

楽天ポイントの還元率は、手数料コース「超割コース」選択で各種商品の取引手数料を1%ポイントバック、超割コースの大口優遇を達成すると、ポイントバックが2%になります。

楽天FXをおすすめしない4つの理由

楽天FXは知名度があり、信頼性に優れているように思いますが、約定力、サポートの面で評価が低い理由もあります。それではおすすめできない具体的な理由を以下にまとめました。

  • 楽天証券はシステム障害によるサーバーダウンにより過去3回の行政処分がある
  • 異常レート配信システムの放置により行政処分されたことがあるFXCMを買収し経営統合している
  • 異常レート配信(2016年3月17日)
  • サポート対応の評判が悪い

行政処分を受けたことがある

楽天FXを運営している楽天証券は、「証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」という法令違反行為により大規模なシステム障害を起こし顧客に多大な影響を及ぼしたとして、金融庁より以下のような行政処分を受けています。

【2005年11月16日:業務改善命令】

金融庁報道発表資料(http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/syouken/f-20051116-1.html)

【2007年6月8日:業務改善命令】

金融庁報道発表資料(http://www.fsa.go.jp/news/18/syouken/20070608-1.html)

【2007年6月8日:業務停止命令と業務改善命令】

金融庁報道発表資料(http://www.fsa.go.jp/news/20/syouken/20090324-2.html)

 

すなわち、

“法令で定められている基準のシステム管理体制を敷かずに営業を行い、結果、システム障害を多発させたことにより顧客に多大な迷惑と損失を与えたとして業務改善命令を受けた”

“上記で受けた業務改善命令に対して十分な対策と業務改善が終了した旨の報告を行ったが、内容的に適切な再発防止策を講じておらず、相変わらずシステム管理体制も不十分として、再度業務改善命令を受けた

既に2度の業務改善命令を受けているにも関わらず、2008年11月11日及び2009年1月13日に大規模なシステム障害を起こし、とうとう業務改善命令のみならず1カ月間の業務停止命令を受けた

ということです。それ以降は行政処分を受けておりませんので、改善されたのかもしれませんが、内部体制に不安を感じる状態にはなっていました。

理由2. 異常レート配信システムの放置により行政処分された経歴のあるFXCMを買収している

楽天FXを運営する楽天証券は2012年7月3日にFXCMジャパン証券を買収し、2015年8月1日に経営統合をしています。
このFXCMジャパン証券も2012年6月19日に関東財務局より「顧客にとって不利な異常レートを配信してしまっているシステム問題を放置した」等の理由で行政処分を受けています

【2012年6月19日:業務改善命令】

関東財務局公表資料

こちらも、①システムの管理及び運用状況に重大な問題が認められる状況、② 顧客対応が杜撰な状況、と明記されており、ユーザーとしては不安を感じる内容になっています。

理由3. 異常レート配信(2016年3月17日)

また、2016年3月17日にドル/円レートで1500pips(15円)もの異常スプレッドで配信がされてしまいました。

つまり、ポジションを取っただけで15円分の損失を抱えることとなるというスプレッドを誤配信してしまったのです。

楽天FXの通常のドル円取引におけるスプレッドは0.3銭(0.3pips)ですので、5,000倍にスプレッドが広がってしまったことになります。

理由4. サポート対応の悪さが評判

FXは24時間レートが変化するにもかかわらず、平日8時〜18時までの間しかサポート時間がなく、サポートの電話もいつも混み合っていて繋がりにくいという評判もあります。

中には「対応が不適切だった」、「メールの返信がこなかった」などといった口コミも実際にあるようです。このように、サポート体制がしっかりしていないという評判があるのは不安ですね。24時間体制のサポートを取っているFX会社もあるため、FX会社の選定の基準としてサポート面についても検討しておくと良いでしょう。

楽天FXのスワップポイント取引の条件は?

それでは、楽天FXのスワップポイント取引の条件を見ていきましょう。

スプレッド:コストを抑えた取引が可能

楽天FXは取引コストが安いのが魅力です。
FX会社によっては、取引毎に手数料を取られてしまうものもありますが、楽天FXでは取引手数料が0円なので無料になります。

短期でFXトレードをする人は、取引回数も多くなってしまうので手数料が発生すると金額が大きくなってしまう可能性があります。

しかし、楽天FXは取引手数料が無料なので、どれだけトレードをしても手数料が発生することはありません。

また、スプレッドも楽天FXでは狭く設定をされています。

豊富な投資情報が参照できる

FXトレードで利益を上げるためには、投資に関わる情報を可能な限り早く入手できるかが重要です。

どんなに優れたツールを使っていても、1分1秒を争う情報戦の中で、タイムリーに情報を入手できないのは、致命的と言っても過言では無いです。

情報を入手した時には、すでにチャートが大荒れになっていた、こんな悲しいことはありません。

楽天FXでは、情報をタイムリーに更新するだけではなく、初心者のFXトレーダーにもわかりやすく情報を提示してくれます。

リンクは下記にあるので、是非確認して見てください。

ちなみに、イメージ映像を下図に掲載したので、ご確認ください。

スワップポイントのみの出金

スワップポイントは、未決済の状態でも引き出し及び新規ポジション建ての証拠金としての使用が可能です。
未決済ポジションに付与されたスワップポイントであっても、口座の残高に加減算されるため、振替可能額の範囲であれば楽天FX口座に振替出金することが可能です。

最小取引単位は1000円

最小取引単位は1000通貨です。

常のFX業者では、10,000通貨からが基本になりますが、初心者でもFXトレードがしやすいように1,000通貨で取引が行えます。

初心者のうちは、無理な取引をしやすい傾向があります。

リスクマネジメントをするためにも、取引する通貨量を制限して、大きな損失を防ぐ対策をすることが重要になります。

必要証拠金

前営業日終了時の仲値の4%です(レバレッジ25倍)。

ロスカットルール

NY市場のクローズ時に証拠金不足が発生していた場合は追証が発生します。

解消期限は翌NYクローズ30分前までであり、解消しない場合、ポジションが強制決済されてロスカットされます。

証拠金不足の解消は入金、一部ポジション決済、及び両方の併用でも可能です。

取引時間中でも、証拠金維持率が50%を下回った場合は全ポジションが強制的に決済されてロスカットされます。

楽天FXでおススメのスワップポイントは?

それでは、楽天FXのスワップポイント取引の詳細についてみていきましょう。

取扱通貨ペアについて

楽天FXで取り扱っている通貨ペアは、全部で26通貨ペアです。

<対円通貨ペア>
ドル/円、ユ-ロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、ランド/円、カナダ/円、スイス/円、香港ドル/円、SGドル/円、Nクローネ/円、トルコリラ/円、人民元/円、メキシコペソ/円

<その他通貨ペア>
ユ-ロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、NZドル/ドル、ドル/スイス、ポンド/スイス、ユーロ/ポンド、ユーロ/スイス、豪ドル/スイス、NZドル/スイス、豪ドル/NZドル、ドル/カナダドル

基本的に初心者のFXトレーダーは、対円通貨ペアを扱った方がリスクが少なくて済みます。

短期トレードでも、中長期トレードでも対応できるような通貨ペアは揃っているので、初心者のうちは十分な取引が可能です。

スワップポイントの高い通貨ペアは?

中長期トレードを考えている人には、スワップポイントはかなり重要になりますよね?

楽天FXでは、下記のようなスワップポイントでFXトレードを行うことができます。(円の通貨ペアでプラスになるものを抜粋)

スプレッド・スワップ・最小取引単位

取扱通貨ペアスプレッドスワップ [更新 2019/3/12]最小取引単位
買い売り
米ドル(USD)円(JPY)米ドル/円USD/JPY

0.3銭

(原則固定)※例外あり

70円-93円1,000
ユーロ(EUR)円(JPY)ユーロ/円EUR/JPY

0.5銭

(原則固定)※例外あり

-15円0円1,000
英ポンド(GBP)円(JPY)英ポンド/円GBP/JPY

1銭

(原則固定)※例外あり

25円-50円1,000
豪ドル(AUD)円(JPY)豪ドル/円AUD/JPY

0.7銭

(原則固定)※例外あり

30円-47円1,000
ユーロ(EUR)米ドル(USD)ユーロ/米ドルEUR/USD

0.4pips

(原則固定)※例外あり

-0.95ドル0.73ドル1,000
豪ドル(AUD)スイスフラン(CHF)豪ドル/スイスフランAUD/CHF

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
豪ドル(AUD)ニュージーランドドル(NZD)豪ドル/ニュージーランドドルAUD/NZD

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
豪ドル(AUD)米ドル(USD)豪ドル/米ドルAUD/USD

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
カナダドル(CAD)円(JPY)カナダドル/円CAD/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
スイスフラン(CHF)円(JPY)スイスフラン/円CHF/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
中国人民元(CNH)円(JPY)中国人民元/円CNH/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ユーロ(EUR)スイスフラン(CHF)ユーロ/スイスフランEUR/CHF

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ユーロ(EUR)英ポンド(GBP)ユーロ/英ポンドEUR/GBP

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
英ポンド(GBP)スイスフラン(CHF)英ポンド/スイスフランGBP/CHF

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
英ポンド(GBP)米ドル(USD)英ポンド/米ドルGBP/USD

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
香港ドル(HKD)円(JPY)香港ドル/円HKD/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
メキシコペソ(MXN)円(JPY)メキシコペソ/円MXN/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ノルウェークローネ(NOK)円(JPY)ノルウェークローネ/円NOK/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ニュージーランドドル(NZD)スイスフラン(CHF)ニュージーランドドル/スイスフランNZD/CHF

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ニュージーランドドル(NZD)円(JPY)ニュージーランドドル/円NZD/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
ニュージーランドドル(NZD)米ドル(USD)ニュージーランドドル/米ドルNZD/USD

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
シンガポールドル(SGD)円(JPY)シンガポールドル/円SGD/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
トルコリラ(TRY)円(JPY)トルコリラ/円TRY/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
米ドル(USD)カナダドル(CAD)米ドル/カナダドルUSD/CAD

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
米ドル(USD)スイスフラン(CHF)米ドル/スイスフランUSD/CHF

-pips

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000
南アフリカランド(ZAR)円(JPY)南アフリカランド/円ZAR/JPY

-銭

(非開示)

(非開示)(非開示)1,000

楽天FXのスワップポイントを他社比較

一括りにFX会社といっても、FX会社によってサービス内容やキャンペーン内容には違いがあるため、自分に合ったFX会社を選ぶことが大切です。

続いては、楽天FXと他のFX会社のスワップポイントを比較します。

スワップポイントとは2国間の金利差で、通貨を保有している間受け取ることができます。人気の高スワップポイント通貨を保有すれば、毎日コツコツと利益を積み上げていくことができるでしょう。

スワップポイントはFXトレーダーの利益に直結する項目なので、実際に取引したい通貨をイメージしながら慎重に選ぶことが大切です。

通貨ペア楽天証券SBI証券GMOクリック証券カブドットコム証券マネックス証券松井証券
ドル/円0.3銭0.5銭0.3銭0.6銭0.3銭1.0~2.0銭
ユーロ/円0.5銭1.4銭0.5銭1.1銭0.5銭2.0~4.0銭
ポンド/円1.0銭2.2銭1.0銭1.8銭1.3銭6.0銭
豪ドル/円0.7銭1.4銭0.7銭1.4銭0.6銭2.0~4.0銭
ユーロ/ドル0.4pips0.8pips0.4pips0.8pips0.4pips
ランド/円1.0銭3.8銭1.0銭3.0銭2.0銭6.0銭

まとめ

楽天FXの魅力や特徴、他のFX会社とのスワップポイントの比較について解説しました。
FX会社を選ぶ軸には、さまざまなものがあります。

スワップポイントやスプレッドなど利益に直結する項目を重視する方もいれば、トレードツールの使いやすさや学習コンテンツ、キャンペーンで選ぶ方もいます。
また新しくFX取引を始める場合は、取引通貨単位にも注目する必要があります。

自分に合ったFX会社を選び、満足のいく形でFX取引を始めましょう。

楽天証券の公式ページ
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