トルコリラでスワップ生活

トルコリラ保有でスワポ生活は可能なのか

トルコリラ スワップポイント

|2019.03.28

皆さんは、「スワポ生活」という言葉を聞いたことはありますか?

カンタンに言うと、スワップポイントというものを活用して、収入を得ようとするのが、「スワポ生活」です。
もし、スワポ生活を実現することができれば、ある通貨を保有しているだけで、何もしなくてもお金が入ってくる状態になります。
他の仕事をしていても、遊んでいても、寝ていても、お金をもらえるなんて夢のような生活ですよね。

そんな夢のスワポ生活を実現できるといわれている通貨が、トルコ共和国の通貨「トルコリラ」です。

そこで、今回はトルコリラを保有することで本当にスワポ生活を送ることはできるのか、トルコリラの実態やスワップポイントの詳細を交えて解説していきたいと思います。

トルコリラとは

「トルコリラ」は、ヨーロッパと西アジアの境界線に位置するトルコ共和国で使われている通貨です。
ちなみに、クルシュという補助単位が使われおり、1トルコリラ=100クルシュとなっています。

まずは、スワポ生活の鍵を握るトルコリラについて解説します。

トルコリラの実態

トルコといえば、イスタンブールのような観光地や、世界三大料理に数えられるトルコ料理などで有名ですよね。
2018年、そんなトルコで、世界中の注目を集める出来事が起きてしまいました。
その出来事というのが、トルコリラの暴落です。
トルコ通貨危機」として報道されたため、覚えている方も多いかもしれませんね。

トルコリラの暴落は、トルコとアメリカの政治的な対立がきっかけで発生しました。
この影響は、トルコ国内だけにとどまらず、ヨーロッパや周辺の新興国の経済に大きな影響を及ぼしました。

トルコリラは超高金利

2018年に暴落し、通貨安となっているトルコリラがスワポ生活実現のカギを握る最大の理由は、トルコの「政策金利」が、超高金利だということです。

政策金利というのは、その国の中央銀行が、一般の銀行に対して融資するときに設定している金利のことです。
そして、トルコの政策金利はなんと「24.00%」なのです

トルコという国は、内需に対してエネルギー資源が不十分です。
そのため、輸入に依存しがちで慢性的に経常赤字を抱えています。
またトルコでは、経済成長の途上にあるために国内消費が増え、インフレが進んでいます。
こうした状況から、トルコの政策金利は高く設定されているというわけです。

ちなみに、この24.00%という数字がいかに高いかは、他国の政策金利と比べてみると一目瞭然です。
2019年2月時点の各国の政策金利は、

 

日本(円)0.10%
アメリカ(ドル)2.50%
ヨーロッパ(ユーロ)0.00%
中国(元)4.35%
メキシコ(ペソ)8.25%
南アフリカ(ランド)6.75%

となっています。

こうして比べると、トルコの金利の大きさが一層際立ちます。
トルコの24.00%という政策金利が、超高金利だということがよく分かりますよね。

トルコリラでスワポ生活を送れるのか

24.00%という超高金利のトルコリラ。
はたして、トルコリラを保有することで、夢の「スワポ生活」は実現するのでしょうか。

ここからは、トルコリラでスワポ生活が可能なのかどうか解説していきます。

そもそもスワポとはなんなのか?

先ほどから、「スワポ生活」、「スワポ生活」と繰り返していますが、この「スワポ」とは、そもそもなんなのでしょうか。

まず、スワポは「スワップポイント」を略したものです。
そして、2つの通貨間の「金利調整額」がスワップポイントと呼ばれるものの正体です。

先ほど、日本やアメリカ、メキシコなどの政策金利を例に出したように、政策金利は国によって異なります。
そのため、FX取引において、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、保有している日数に応じて金利の差分をもらうことができるのです。

こうしてもらえるスワップポイントの収入で生活していくことを、「スワポ生活」というのです。

トルコリラの保有でスワップポイントがもらえる

トルコリラはすでに説明したように、超高金利が特徴の通貨です。
これは、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を売るという形に当てはまります。
そのため、トルコリラを保有しているとスワップポイントがもらえるのです。

そして、スワップポイントは、通貨間の金利の差分に応じた額がもらえます。
政策金利が8.25%のメキシコの通貨であるペソや、6.75%の南アフリカの通貨であるランド などと比べて、24.00%のトルコリラはかなり大きなスワップポイントが得られるということが分かりますね。

かなり金利の高い、トルコリラはスワップポイントを得るという点では最適な通貨の1つです。
そろそろトルコリラ保有によるスワポ生活も、現実味を帯びてきたのではないでしょうか。

スワポ生活には、レバレッジの活用が肝心

スワポ生活を送るには、ただ金利の高い通貨を保有しているだけでは不十分です。

いくら高金利でかなりのスワップポイントをもらえるといっても、手持ちの資金だけでは保有するトルコリラの絶対量に限界があります。
それでは、スワップポイントの総額もそこまで大きなものにならず、「スワポ生活」を実現できるか、というと微妙なところですよね。

そこで、レバレッジの活用が肝心になるのです。

レバレッジを活用すれば、手持ちの資金の数倍~数十倍までトルコリラの買い付けが可能になります。
そうすれば、保有するトルコリラも増加します。
そして、当然ですが、それに伴い得られるスワップポイントも増えるわけです。

レバレッジに応じて表にまとめてみたので参考にしてください。

・1トルコリラ=20円

・スワップポイント:1日あたり120円 の場合

自己資金レバレッジトルコリラ保有量スワポ(1日)スワポ(1年)
20万円1倍10,000TL120円43,800円
20万円2倍20,000TL240円87,600円
20万円5倍50,000TL600円219,000円
20万円10倍100,000TL1,200円438,000円

(TL:トルコリラ)

レバレッジが1倍の場合でも、1年間保有すればそれなりの額にはなります。
しかし、これでは「スワポ生活」とまではいきませんよね。

5倍や10倍のレバレッジをかけると、1年間で自己資金よりも多くのスワップポイントがもらえます。
トルコリラの高金利を活かしたスワポ生活の実現には、レバレッジのかけ方が大切です。

FXのレバレッジとは何?主な取引会社のレバレッジを徹底比較。

高金利の裏には損失のリスクも

レバレッジをかければ、限られた自己資金でも多額のトルコリラを保有することが可能になります。
そのため、もらえるスワップポイントの額も大きくなり、スワップポイントでの収入もかなりのものになります。
しかし美味しい話には当然、相応のリスクがあります。

レバレッジをかければ、手持ち資金の数倍~数十倍の運用ができるため、確かに利益にも倍率がかかります。
その反面、損失が生じた場合にはその損失にも倍率がかかるのです。

レバレッジが高くなればなるほど、為替が変動し、トルコリラの価値が低下するときに大きなダメージを受けます。
例えば、さきほどのように自己資金が20万円のケースで考えてみましょう。
レバレッジを1倍にしていれば、1トルコリラが20円から10円に下がっても、10万円の損失で済みます。
しかし、レバレッジを5倍や10倍にしていれば、損失も同じように倍率がかかり、50万円や100万円となります。

レバレッジをかければ少ない資金でも大きなリターンが狙えますが、同時に大きなリスクも抱えることになります。
いくら可能だからといって、考えなしに大きなレバレッジをかけてしまうと、もしもの事態が発生したときに、大変なことになってしまいます。
つまり、リスクとリターンのバランスを考えることが大切なのです。

現実的には、レバレッジは、2~3倍程度で運用することをオススメします。

トルコリラ「スワポ生活」にオススメの業者

トルコリラ保有による「スワポ生活」がどういったものなのか、そろそろ分かってきたのではないでしょうか。

政策金利が、高金利なトルコリラは、保有するだけでスワップポイントがもらえます。
これを利用すれば、自己資金にレバレッジをかけて多額のトルコリラを保有し、大きなスワップポイント得られます。

しかし、このスワップポイントはFX業者によって少しずつ金額が異なるのです。
では、こうしたスワポ生活を送るためにどういったFX業者を利用すればいいのでしょうか。
ここでは、各業者の特徴やトルコリラ保有によるスワップポイントを解説していきます。

みんなのFX

トレイダーズ証券が運営する「みんなのFX」です。
みんなのFXは、最狭水準のスプレッドとキャッシュバックなどの豪華なキャンペーンが魅力のFX業者です。

ちなみに、トルコリラを保有した場合のスワップポイントは、10,000トルコリラ当たり122円00銭です。

こちらの業者では、1,000通貨という少額から取引が可能なので、初心者の方でも安心して運用することができます。
また、初心者から中・上級者までを対象に、様々なセミナーを開催しています。

FXやスワポ生活の最初の1歩として最適のサービスの1つです。

LIGHT FX

次は、トレイダーズ証券が運営するサービス、「LIGHT FX」です。

こちらは、2018年の10月22日に開始したばかりで、かなり新しいサービスになります。

スワップポイントは、同じトレイダーズ証券の「みんなのFX」と基本的に同じなので、トルコリラを保有した場合のスワップポイントは、10,000トルコリラ当たり122円です。

サービスの水準は、同じ会社が運営している「みんなのFX」とほとんど同じです。
そのため、だったら「みんなのFX」で良いのでは?と思う方も多いかもしれません。
しかし、ここには大きなメリットが隠されているのです。
ほぼ同じような高水準のFX口座を2つ用いることで、ロスカットによるリスクを分散することが可能になるのです。
すでに、「みんなのFX」を使っているという方でも、トルコリラの「スワポ生活」用として、新たに「LIGHT FX」の口座を解説するというのもオススメですよ。

GMOクリック証券(くりっく365)

次に、紹介する「GMOクリック証券」は、
・取引ツールが使いやすい
・最狭水準のスプレッド
・大きなキャッシュバックキャンペーン
など、総合力が高い業界最大手のFX業者の1つです。

トルコリラを保有した場合のスワップポイントは、10,000トルコリラ当たり120円00銭です。
先に紹介した、「みんなのFX」や、「LIGHT FX」と比べると、スワップポイントはわずかに少ないですが、こちらのサービスも使いやすく、オススメの業者です。

ヒロセ通商(LION FX)

食べ物がもらえるという、ちょっと変わった面白いキャンペーンを行っているのが、「>ヒロセ通商」です。
1,000通貨単位の少額から取引可能で、食べ物がもらえるため独身男性などにオススメの業者です。

こちらのサービスは、スキャルピングという行為を公認しているというのも特徴の1つです。

トルコリラを保有した場合のスワップポイントは、10,000トルコリラ当たり120円00銭です。

まとめ

2018年に暴落したトルコリラですが、現在はトルコの政策金利の高さから、スワップポイントによる収益という観点で注目を浴びている通貨の1つです。
ここまで説明してきたように、レバレッジをかけて運用すれば、少ない自己資金でも多額のトルコリラを保有できます。
得られるスワップポイントもレバレッジに応じて多額になるので、運用のやり方次第では毎日のように自動的にお金がもらえる「スワポ生活」も実現不可能ではありません。

しかし、高金利の裏には当然リスクがあります。
トルコの政策金利の高さは、経常収支の赤字の埋め合わせや国内のインフレ傾向を受けたものです。
また、2018年の通貨危機の引き金にもなった政治的な不安定さという危うい側面も持ち合わせています。
そのため、スワップポイントというメリットと裏腹に、それなりにリスクも抱えている通貨なのです。
ですから、5倍や10倍のような大きなレバレッジをかけてしまうのは危険も大きいと言わざるを得ません。

しかし、そうは言ってもトルコリラのスワップポイントが大きな魅力であることには変わりありません。
自己資金や許容できるリスクを元に、レバレッジのかけ方を冷静に考えて、バランスをとった投資に挑戦しましょう。

トスコリラでスワップ生活!2019年はトルコリラ逆襲のチャンス

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