トルコの政策金利は現在24.0%です。
したがって、現在トルコリラの為替から考えると、1年間保有すれば4円程度の下落したとしても損は出ない計算となります。
理論上は、5年間保有すればトルコリラが0円となっても損にはならないため、トルコリラはロスカットされない水準で長期投資をすればかなり稼げる通貨なのではないでしょうか?
現在のトルコリラの為替は?
2019年4月22日週は1トルコリラ=18.69円で取引を終了しています。
先週のトルコリラは、トルコリラの政策金利が発表されました。
政策金利は24%に据え置きされたものの、発表された声明文に「必要があればさらなる引き締めを行う」との以前からの文言が消え、次回会合で利下げが行われる可能性が高まりました。
そのため利下げ懸念からトルコリラが急落した状況です。
一方、こうした声明の変化は、中長期的にはトルコの情勢が安定してきたことを示すものでもあり、短期の為替の下落はあっても長期的には為替が上昇していくことが予想されます。
トルコリラの利回り・ロスカットは?
それでは、トルコリラの利回りとロスカットの基準を計算してみましょう。
現状の為替相場に基づき、1トルコリラ=20.0円、初期投資金額を20.0万円、スワップポイント(スワップ金利)は1日120円と仮定します。
ロスカットは証拠金維持率100%で計算した場合、
【1万通貨:レバレッジ1倍】
年間スワップ金額:43,800円
年間利回り:21.90%
ロスカット:0.000円
【2万通貨:レバレッジ2倍】
年間スワップ金額:87,600円
年間利回り:43.80%
ロスカット:10.417円
【3万通貨:レバレッジ3倍】
年間スワップ金額:131,400円
年間利回り:65.70%
ロスカット:13.889円
【4万通貨:レバレッジ4倍】
年間スワップ金額:175,200円
年間利回り:87.60%
ロスカット:15.625円
トルコリラの史上最安値は15円50銭くらいですので、レバレッジ4倍くらいまではおそらく大丈夫でしょうが安全を見るとレバレッジ3倍くらいまでは問題なく運用可能であり、この場合は年年利回り約65%が可能となっています。
https://lightfx-swap.jp/swap-try/1440/
トルコリラ円スワップポイント比較ランキング
2019年のトルコリラにおけるスワップポイント運用へのおすすめ会社をピックアップしてみました!
尚、下記記事は2018年の比較ランキングです
第一位 岡三オンライン[くりっく365]
1日平均: 108円92銭
取引単位: 10,000通貨
スプレッド: 4.9銭(3月平均)
岡三オンライン証券のくりっく365勢が1週間の合計スワップポイント1,525円、1日平均では108円92銭で堂々の第1位に!
東京金融取引所(愛称”くりっく365″)は、金融商品取引法に基づき市場開設の免許を受けた公的な取引所であり、スワップ金利で利益を得ていないため、投資家に魅力的なスワップポイントを提供しています。
第2位 ヒロセ通商[LION FX]
1日平均: 108円28銭
取引単位: 1,000通貨
スプレッド: 1.9銭原則固定
ヒロセ通商が1週間の合計スワップポイント758円、1日平均では108円28銭で第2位にランクイン!
スワップポイント3倍デーは見劣りするものの、スプレッドは業界最狭です。手数料無料で1,000通貨単位で購入可能など他の取引条件も悪くありません。
必要証拠金も引き下げハイスペックなFX会社となり、使いやすさも上昇しました。
第3位 マネーパートナーズFXnano
1日平均: 102円35銭
取引単位: 100通貨
スプレッド: 3.8銭原則固定
マネーパートナーズの100通貨単位で取引できるコースであるパートナーズFXnanoが1週間の合計スワップポイント1,433円、1日平均では102円35銭で第3位に
トルコリラ以外の新興国の高金利通貨のスワップポイントも高くしており、おすすめの口座でもあります。
第4位 トレイダーズ証券[みんなのFX]
1日平均: 90円71銭
取引単位: 1,000通貨
スプレッド: 1.7銭原則固定
2018年1月からトルコリラの取り扱いを開始し1周年を経たトレイダーズ証券のみんなのFXが1週間の合計スワップポイント1,270円、1日平均では90円71銭で第4位に!
しかも、キャンペーンがなく通常の数値でこの高スワップポイントであるため、実質年間を通すとNo1のおススメ度となっています。
みんなのシストレ、みんなのバイナリーオプションと幅広いFXのツールも用意されており、トレイダーズ証券はFX分野の要注目の証券会社となっています。
第4位 トレイダーズ証券[LIGHT FX]
合 計: 1,270円
1日平均: 90円71銭
取引単位: 1,000通貨
スプレッド: 1.7銭原則固定
2018年10月からサービスを開始したトレイダーズ証券のLIGHT FXが1週間の合計スワップポイント1,270円、1日平均では90円71銭でみんなのFXと同率の第4位に!
スワップポイント・スプレッドはトレイダーズ証券みんなのFXとほぼ同じのため、業界トップクラスの高スワップポイントとなっています。
みんなのFXと、LIGHTFXのおススメの使い分けは、
みんなのFX⇒売買専用口座、
LIGHT FX⇒積み立てFX口座
というように用途に応じて分けるやり方です。また、通貨別に口座を管理したり、といった方法も!
トルコリラ以外のスワップポイントも優秀なので、スワップ投資を考えている方はぜひ下記記事も読んでみて下さい
https://lightfx-swap.jp/lightfx/1318/
トルコリラへの今後を予測!
トルコリラのスワップポイントは、ロスカットさえ気を付ければ長期的にはかなりおススメの投資ですが、それでもやはり為替の値動きは気になりますよね。
そこで、今後のトルコリラの動向を予測できるための材料についてこちらで紹介させいただきます。
トルコリラのポジティブ材料
2019年のトルコリラのポジティブな材料としては「原油価格の下落」と「アメリカの利上げペースの鈍化」などが挙げられます。
トルコは原油の輸入国であるため、原油価格が下落するとトルコリラの為替相場のプラス材料となり、目安として原油価格が1バレル=50ドル前後で安定してくれと、トルコリラにとってはポジティブです。
また、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の2019年利上げは現在は予想されていません。
FRBの動向には注視する必要がありますが、アメリカの利上げサイクルが落ち着くのであれば、新興国通貨であるトルコリラにとっては好材料となります。
トルコリラのネガティブ要素
一方、トルコリラにはネガティブ要素はなんでしょうか?
トルコには、多額の対外債務があり、2019年に返済が本格化します。
さらにエルドアン大統領は、アメリカに対して反アメリカ的な発言をすることがあり、こうした政治的なリスクによって経済に混乱を及ぼす可能性があります。
トルコリラへの投資戦略
こうした2点を踏まえて、トルコリラにおける投資のポイントは次の2点です。
1つ目は資金管理を徹底すること。
為替の動向に注目し、ロスカットにかからないレバレッジ、できれば3倍以内の水準で運用することをこころがけましょう。
2つ目は来るトルコリラの急落に備えて安値の時に買いポジションを持つようにしましょう。
瞬間的な下振れ相場の際に、あえてトルコリラを買うことで、長期的な運用においては、利益を出しやすくなります。
まとめ
トルコリラは、リスクをしっかりと把握したうえで、適切な運用をすれば、決してハードルの高い投資ではありません。
高いスワップポイントを活かして投資戦略をぜひ実行してみてください。