この記事では、トルコリラにレバレッジをかける場合何倍が最適なのか?様々なシュミレーションをお見せしながら解説をしていきたいと思います。
また、改めてFX取引におけるトルコリラの魅力についてもご紹介していきます。
尚、本記事は初~中級者向けの内容になるため、正確な取引判断が必要になる4倍以上のレバレッジ取引はおすすめしません。
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【結論】リスク管理ができればレバレッジ3倍がオススメ!
このあとに各倍率ごとの運用に関する考察を記載していきますが、基本的には下記の流れで倍率を決めるのが良いでしょう。
- 自分に合ったロスカットレートを把握する
- 強制ロスカットされる下落幅を考慮する
- リスクが気になる場合はレバレッジ1倍程度で運用する
では、一つずつ以下で詳しく解説していきましょう。
レバレッジ別ロスカットレートについて
運用資金と取引数量のバランスについて『レバレッジ何倍か』で語ることも大切ですが、もう一つの目安として『いくらになったらロスカットされるか』という観点も重要です。
ロスカットの計算方法は
元手資金 – (当初レート- ロスカットレート) × 取引数量 = ロスカットレート × 取引数量 × 必要証拠金率
文字で羅列してもわかりづらいと思います。手計算も大変ですので各証券会社が提供しているロスカットシュミレーションを使えば決まった項目に入力するだけで一瞬で計算できます。
その計算方法で作った表がこちらです。
レバレッジ別のロスカットレート
1倍 | 1,5倍 | 2倍 | 3倍 | 5倍 | 10倍 | |
25円 | 0 | 8,681 | 13,021 | 17,362 | 20,834 | 23,438 |
24円 | 0 | 8,334 | 12,500 | 16,667 | 20,000 | 22,500 |
23円 | 0 | 7,987 | 11,980 | 15,973 | 19,167 | 21,563 |
22円 | 0 | 7,639 | 11,459 | 15,278 | 18,334 | 20,625 |
21円 | 0 | 7,292 | 10,938 | 14,584 | 17,500 | 19,688 |
20円 | 0 | 6,945 | 10,417 | 13,889 | 16,667 | 18,750 |
19円 | 0 | 6,598 | 9,896 | 13,195 | 15,834 | 17,813 |
18円 | 0 | 6,250 | 9,375 | 12,500 | 15,000 | 16,875 |
17円 | 0 | 5,903 | 8,855 | 11,806 | 14,167 | 15,938 |
16円 | 0 | 5,556 | 8,334 | 11,112 | 13,334 | 15,000 |
15円 | 0 | 5,209 | 7,813 | 10,417 | 12,500 | 14,063 |
14円 | 0 | 4,862 | 7,292 | 9,723 | 11,667 | 13,125 |
13円 | 0 | 4,514 | 6,771 | 9,028 | 10,834 | 12,188 |
12円 | 0 | 4,167 | 6,250 | 8,334 | 10,000 | 11,250 |
11円 | 0 | 3,820 | 5,730 | 7,639 | 9,167 | 10,313 |
10円 | 0 | 3,473 | 5,209 | 6,945 | 8,334 | 9,375 |
購入時のレートとレバレッジが交わるところが、ロスカットになるレートです。
例えばトルコリラが25円の時に『20円までは耐えたい』と思ったら、レバレッジ4倍はOK、5倍だと高過ぎとなる訳です。
今のレートと、どこまで落ちるかを考えながら、レバレッジ設定をすることが大事です。
レバレッジ3倍は、下落幅を予め想定できれば安全圏
レバレッジが3倍の場合、執筆現在で約18円になりますので、5円を下回らなければロスカットされないわけです。
市場分析(ファンダメンタルズ分析)などを行い、そもそも下落しきっていくらになるかを把握しておけば
ロスカットのリスクは格段に減ります。
一桁を割り込む場合は一定の兆候がみられるのと、現状の市場動向を見るが限りでは一桁に割り込む確率が低いため、今レバレッジ運用を行うなら「3倍」がおすすめということになります。
リターンも3倍になりますしね。
2019年は下降トレンドだが、見通しは明るい
トルコリラにとって、2019年の明るい見通しの理由として以下の3つをあげます。
- 原油価格の下落
- 経常赤字改善の兆し
- アメリカの金融引き締めのスローダウン
現在のトルコリラには原油価格の下落がポジティブに影響します。原油産出国ではなく、輸入の多いトルコにとって原油の値下がりは明るい材料です。
また、トルコの国力は近年整いつつありGDPも毎年上向いていることも見逃せません。現状は対GDPで約5%の経常赤字ですが、将来的には3%程度まで改善されるかもしれません。さらにアメリカの利上げペースが減速しそうであり、急激なドル高が起こらないなら2018年のように新興国通貨が極端に売られる可能性は低くなると思われるからです。
チャートは常に監視し、一桁代に届く暴落には注意すること
トルコリラの歴史を見てもわかるように、やはりトルコリラは世界の金融事情に振り回されるということが言えます。
「トルコショック」のようなことがいつ起こってもおかしくありません。ですので、常にチャートを監視し、有事に素早く対応できる状況を作っておきましょう。
強制ロスカットされないためにも証拠金維持率は気にしておこう
証拠金維持率とは、「実際に取引に使用している証拠金に対する、現在の証拠金残高の割合」のことです。
証拠金維持率は以下の計算式で求めることが出来ます。
(証拠金維持率) = (証拠金の残高) ÷ (取引に必要な証拠金)
一般的なロスカット執行の基準は、証拠金維持率が「20~30%」を下回ることとされています。
証拠金残高が多いほどロスカットされにくい仕組みとなっていますので、証拠金維持率を300%以上はキープしておきたいところです。
レバレッジ1倍は初心者にオススメ
IGHTFXの場合、1万トルコリラ(現在18.7万円)で110円のスワップポイントが毎日もらえる計算になります。
レバレッジをかけていないのでリスクはかなり低く、またトルコリラが無価値になることも現段階では考えづらいため
初心者がトルコリラの動きとそれに応じた収支変動を理解する練習として最適です。
レバレッジ1~2倍は予期せぬ下落幅に対応可能
2019年3月のトルコクラッシュのような予期せぬ暴落は今後も発生する可能性が高いですが、
3倍では対処しきれない強制ロスカットのリスクは1-2倍程度の運用に収めることで解消することができます。
もちろん、トルコリラの価値が全くなくなるような事件が起きた場合は1-2倍でも対処することはできないですがよっぽどのことがない限りでは安全でしょう。
リスクをどの程度とるかは投資家判断
結局、その投資家がローリスクローリターンを目指すのか、ハイリスクハイリターンを望むのか、そこの判断次第でレバレッジのかけ幅は変わってきます。
情報をきちんと収集して、自己資金と相談しながらレバレッジをどれくらいにするのが自分にとって最善なのか決めましょう。
また、短期で勝負しようと考えてる方は「スプレッド」にも注意を図って証券会社を選んでください。ただ、「スワップポイント」の投資は基本的に長期運用が主流ですので、その場合はわずかな「スプリット」を意識するより「スワップポイント」の高低を気にしたほうが最終的には得な場合が多いです。
そもそもスワップポイント運用にトルコリラをおすすめする理由
それでは、今なぜ「トルコリラ」がこんなに注目を集めているのかトルコリラの魅力について考察してみましょう。
新興国の中でも断トツでスワップポイントが高い
スワップポイントの運用において高金利通貨として人気なのが「南アフリカランド」、「メキシコペソ」そして「トルコリラ」ですが、3国でスワップポイントを比較した場合、
トルコリラのスワップポイントは、
南アフリカランドの1,87倍、
メキシコペソの1,99倍
という結果になります。ダントツに高いのがわかりますよね?このスワップポイントが他の国より高いことが「トルコリラ」最大の魅力と言えるでしょう。
政策金利がなんと24%
- オーストラリア:1.5%
- ニュージーランド:1.75%
- 南アフリカ:6.75%
- メキシコ:8.25%
- トルコ:24.0%
- 日本:0.1%
上記の表を見てください。日本の政策金利が0,1%なのに対しトルコの政策金利は驚愕の24%となっています。他の国と比べても圧倒的に高いですね。
この背景には、「トルコショック」を機に新興国中心の金融市場に影響を与えてしまったため、トルコは物価安定のために思い切った利上げを実施したということがあり、物価上昇の見通しが立つまではこの高金利が続くとみられています。
為替が上昇トレンドに転換したときのリターンが大きい
2019年段階でトルコ為替相場が常に底値を更新しているため、これ以上下がるとは考えづらいです。逆に、何らかの事象が起きて大きく反発する可能性もなくはないでしょう。
トルコリラの1円アップは、米ドルなどの4円アップと同様なため、その場合非常には大きなリターンが見込めるのです。
トルコリラの為替レート、スワップポイントの推移
実際のトルコリラの為替レートとスワップポイントの推移を見てみましょう。
トルコリラの為替レートの推移
過去10年間はほぼ右肩下がりとなっていて、2019年に入ってからも下落は止まらず過去最安値を更新し続けている状況です。
スワップポイントの推移
エルドアン大統領の利下げ圧力がある中、トルコ中央銀行は大幅な利上げを実施し、インフレ抑制への決意と政府から独立していることを示しましたが、さらなる追加施策を行えるか注目されます。
トルコリラをレバッジ4倍以上で運用した場合のシミュレーション
今現在、日本では最大で25倍のレバレッジをかけることができます。
では、実際にトルコリラでレバレッジをかけ運用した場合、どのくらいの利益となるのかシュミレーションしてみましょう。
想定条件として以下のように設定します。
- 元手資金 100万円
- トルコリラは1リラ=20円
- スワップポイント120円
- スプレッド 1,8銭
レバレッジ1倍で運用したとき
通貨量:5万通貨
スプレッド:1,8銭
月利:1万8千円、年利:21万6千円
レバレッジ1倍で運用した時には、スワップポイント120円/万通貨で考えると1ヶ月で18000円が得られると想定でき、1年間で20万円以上が手に入ります。
もし安定してこれだけ入ってくるとしたら十分ですね。
レバレッジ4倍で運用したとき
通貨量:20万通貨
スプレッド:1,8銭
月利:7万2千円、年利:86万4千円
レバレッジ4倍で運用すると、月に7万円以上年間で80万円以上の収入を得ることができます。
ただ、このくらいレバレッジを高くすると、価格変動によってはロスカットされてしまうため注意が必要です。
レバレッジ10倍で運用したとき
通貨量:50万通貨
スプレッド:1,8銭
月利:18万円、年利216万円
レバレッジ10倍だと、月に18万円、年間で200万円以上のスワップ収入を見込むことができます。
月額で18万円手に入るとなると、それだけで生活できそうですね。ただ、リスクは何倍にも上がっています。
レバレッジ25倍で運用したとき
通貨量:125万通貨
スプレッド:1,8銭
月利:45万円、年利:540万円
レバレッジを最大の25倍にすると月に45万円、年間540万円もの収入となります。
こうなると日本人の平均年収をも上回ってきますね。
ただし、レバレッジを上げすぎるとロスカットがすぐにかかってしまい、スワップポイントを維持できなくなってしまうのでレバレッジを高くして運用する際は資金管理が非常に重要です。
そもそも4倍以上の運用はリスクが高いので非推奨
レバレッジが何倍かのシュミレーションをしてみると、スワップポイントで得られる利益と強制ロスカットによる損失の割合、つまり、リスクとリターンのバランス幅が大きく変わるラインが4倍からなのです。
トルコは新興国ですので、いつ何があるか起こるか全く予想ができません。ですのでリスクの割合が高まる4倍以上のレバレッジをかけることはお勧めできません。
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4倍以下の現実的なレバレッジ取引をしてください
結局のところ、
その人があくまで安全にいきたいか
リスクを背負ってでもハイリターンを狙うのか
また短期勝負かゆっくり長期運用するのかなど
最適なレバレッジレートは個々人の投資スタンスによって変わるべきものではないでしょうか。
実際に、FXのレバレッジに正しい答えもある訳ではなくて、あなたのFXに対しての向きあい方の問題であり、どのくらいの利益をFXで求めるか次第によって変わる問題です。
ただし、リスクとリターンのバランスの幅が崩れるのがレバレッジ4倍からなので、
やはり4倍以上のレバレッジをかけることはお勧めできません。
大事なお金を投資するのですから慎重なレバレッジ取引を行ってみてください。